🌿 はじめに
人生の中で、ときに──
うまくいきかけていた何かが、思いがけず崩れてしまうことがあります。
信じたいと思っていた気持ちや、ようやく見えかけた希望が、
ふとしたきっかけで遠ざかってしまうとき、
心の中に残るのは、言葉にならない静けさかもしれません。
今回は、そんな「何かが終わってしまったように感じるとき」の、
心の奥にひっそりと残るものについて、
少し詩的に、そっと綴ってみたいと思います。
🌿 静けさのなかに、まだ残っているもの
とある夕暮れ。
空は、何もなかったかのように晴れているのに、
胸の中だけが、雨のように濡れている日がある。
なにかを信じた記憶。
たしかに手を伸ばした感触。
あたたかかったはずの景色が、
ふと、音もなく遠ざかっていく。
もう、望まないほうがいい。
もう、何も期待しないほうが楽だ。
そんな声が、風のように通り過ぎていく。
そして、誰も知らない静けさだけが、残される。
🌿
けれど、その静けさのなかに、
たしかにあった “祈りのような気持ち”は、
まだ消えていない。
何も語らなくても。
誰にもわかってもらえなくても。
それは、生きてきた証として、
深いところで、息づいている。
それでも、痛みの中に宿ったやさしさは、
静かに、芽吹くときを待っている。
そのことを、誰も知らなくても。
🌿
言葉が何も出てこないとき、
心は、何か大切なものを抱えているのかもしれませんね。
そして、誰にも見せない涙の奥に──
ほんとうの気高さがあるのでしょう。
そんな色褪せた懐かしさを、 思い出す日の午後。
ほんの少し、心がやわらぐ気がするのです。
— curated collection by k

🌿 day-off, sunday afternoon. photo by k